迷い羊の川流れ

一時の恥と引き換えに日本語を書く能力を得たいブログ

冴えない彼女の育て方 0話

原作3巻まで既読。

ノイタミナ新作制作発表時にノイタミナスタッフが「ぜひこの作品をつくりたかった」という話をしていたので(うろ覚え)、同人ゲーム制作の過程を通してノベルゲー制作のノウハウ論や過去の名作のメタなネタを扱いたいという制作側の意図を前面に押し出した作品になるのかなと思っていたのです。

原作からして、メタネタなどをふんだんに取り入れていたので、作品のテーマ性を前面に押し出す傾向のあるノイタミナ枠で扱う以上は単なるラブコメ作品では終わらないだろうという予想を立てていました。脚本も原作者の丸戸氏が担当していたので、名作ノベルゲーを数多く手掛けてきた氏の経験談などを取り入れた作品となれば、メタいネタを取り上げることがアニメファンにウケるかどうかは別としても巷で言われているほどノイタミナに不向きな原作ではないだろうと思っていたわけです。

 

・・・が!

0話Aパート冒頭にちろっとテキストのネタが出た以外は、濃厚なエロシーンとラブコメちっくなストーリー展開だったので上記の考えが全くの見当違いだったのではないかと思案している次第です。

0話ということなので、番外編という意味合いの強い回ということなのかもしれませんが、しかしヒロインの魅力はしっかり発揮されていたと思います。特に加藤。英梨々・詩羽・出海に争わせるだけ争わせて、おいしいところはごっそり持っていく。黒い!実に黒い!だがそこがいい!このあたりの脚本構成の妙は丸戸氏の面目躍如でしょうか。

キャラデザがやや淡泊というかのっぺりした印象になってしまったのは気がかりではあるけど、映像も見てて飽きがこなかったので楽しく見れそうです。

 

ただどうしても気になったのが加藤のキャスティング。確かに原作でも影が薄くて鈍いところもあったけど、ゆっくりと抑揚のない喋り方をしていて、ちょっとぼんやりさせすぎかな?という印象が。「WA2」の雪菜役・米澤さんがあまりにも丸戸作品にハマっていたので自分のイメージがそちらに引っ張られてしまっているだけかもしれませんが、なんかイメージと違ってたかなという感じ。あと、松岡くんは「かっこいいけどコミュ力にやや難がある主役級キャラ」といったイメージが強いので、オタだけどコミュ力は高い倫也のキャラ設定とは合わない印象があります。0話でラブコメやってる分にはそこまで気にならなかったけども、今後どう影響してくるかはわからない。

 

いずれにせよ、0話だけだと作品の方向性はなんとも判断しがたいのでしばらく様子見かな。ラブコメ自体は楽しく見ていられたので安芸、じゃなくて飽きは来ないと思う。