迷い羊の川流れ

一時の恥と引き換えに日本語を書く能力を得たいブログ

艦これ 3話・4話 やっぱり脚本がわるいんじゃないのこれ?

3話・4話みた結論として思ったのは、やっぱり脚本が悪いんじゃないかって気がする。

 

 

アニメはたくさんの人数がかかわってくるものなので、誰が悪いとかっていうのは責任論があまりそぐわないコンテンツではあると思うが、ネット上で言われてる不満の要因は脚本がかなりの割合を占めていると思うんです。

3話・4話についてはシナリオのあらすじ自体は悪くないと思うんです。4話最後の吹雪が睦月を抱きしめて2人が号泣するシーンは正直ちょっと感動しましたし。キャラ崩壊が見られたとはいえ、金剛も頼りになる先輩としてキャラが確立されていたと思うのです。キャラ崩壊に困惑しながらもギャグのテンションに引きずられて楽しく見られましたし。もし艦これでない作品だとしたらそこそこおもしろく見れていたはずなんですが。。。

あらすじはいいのになんでこんなに不満かというと、偏にアニメスタッフの原作ゲームへの理解度が低いことに尽きるんですよね。

金剛型(特に霧島)のキャラ崩壊もそうだし長門の「駆逐艦1隻の犠牲でウ島を~」のセリフのくだりもそうです。陸奥のフォローがあったとはいえ、あのセリフは聞いてて気持ちのいいものではないです。大井や金剛型はキャラづけ要素を強調しすぎて違和感を与えてしまっている割に、暁や響、加賀などは原作のセリフを垂れ流すのみでオリジナル要素が全く感じられなかったり。原作自体キャラづけが薄く、二次創作などによって掘り下げが行われているものではあるのですが、そのへんの取捨選択がヘタだなあという印象が強いです。

設定の面にしても、いまいち理解が足りてない点が多々指摘されてますよね。原作だと遠征は資源収集のものなので、資源消費の少ない駆逐艦を活用するものなのにアニメでは金剛型を4隻も演習に出していたり、あとは史実の取り入れについても、3話戦闘のモデルとなったウェーク島戦ももともと上陸戦なのでアニメには向いていないものだし、1~2話で吹雪を「特型駆逐艦」として期待のルーキー扱いしたのもそう。吹雪は確かに建造当時最新鋭の駆逐艦ではあったものの、建造は古く、劇中に登場する暁型・夕立・島風などには性能が劣るため、矛盾が出てしまっています。

 

原作ファンから見ると粗が多いのは事実なんですが、それでも視聴自体を切る気になれないのは、「おっ」と思うようなシーンも見られるから。たとえば2話Bパートで北上が吹雪に魚雷の使い方をレクチャーするシーン。原作での北上は「駆逐艦?あー、うざい。」というセリフまであるくらいで、ものくさな性格なこともあり駆逐艦に授業を行うというシーンは想像できないんですが、吹雪の頑張りを認めて大井っちとイチャイチャする時間を使ってまで手助けをしてくれるわけです。作り手が意図してのものかはわかりませんが、原作ファンからすると駆逐艦嫌いの北上がそこまでしてくれてると考えると吹雪の頑張りを強く感じるわけで、すごくいい作用をもたらしていたと思います。

2話の合コンネタがやり玉にあげられていた足柄にしても、4話冒頭で駆逐艦を気遣う様子などはアニメ独自の解釈でしたし、吹雪と睦月のコンビも二次創作などでも絡みはほぼない組み合わせですが、新米だけど努力家の吹雪とそれを見守る先輩の睦月の役割がうまく機能していますし、4話ではさらに絆が深まるイベントをきっちりこなしていました。原作ファンであれば、たいていは二次創作などでも同型艦で組み合わせる発想が浮かびますが、むしろアニメにはそういった縛りに囚われず柔軟にキャラを絡ませてほしいなあとおもいます。

 

提督勢めんどくさいっていうのはまったくおっしゃるとおりで返す言葉もないわけですが、そういうめんどくさい相手にいちいち丁寧に練り込んで作りこんだおかげでここまでのコンテンツになったので、めんどくさがらず丁寧に付き合ってほしい次第です。

ここまでバランスが悪いものを延々と見てると、独自の設定を楽しむと同時に細かい違いが気になってストレスが溜まるも事実なので、設定を練り込んでキャラ設定を忠実に再現した艦これアニメが見たいなあという欲がでてくるわけです。これ終わったら、陽炎抜錨とか鶴翼とか4コマでもいいのでアニメ化してくれないかなあ、というのは強欲すぎますかね。

 

 

*1

*1:設定面に関しては一番設定に詳しい田中Pがフォローすべきだ、という意見はごもっともではあるのですが、原作者にいちいちすべて脚本見せて練り直ししてたらきりがないでしょうし、そこまで原作者に求めるのはさすがに酷じゃないかなあ